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山へ行きましょう!⑥登山計画

カテゴリ:スタッフブログ

2017年8月4日

池袋東口徒歩3分・南池袋公園近く
リラクゼーションスペース Relala のスタッフブログです。

こんにちは。
たまに山記事のライターでもしているのかと思ってしまう位、山ネタばかり書いているウエノです。
毎回サロンと無関係な話ですみません!

前回の更新から日が経ってしまいましたが

登山応援ブログ第6回です。

第1回登山靴
第2回ザック
第3回ウェア〈前編〉
第4回ウェア〈後編〉
第5回装備のいろいろ

装備を用意しつつ、計画を立てましょう。

登山では、時間・ルート・アクセス等を事前にしっかり考えておくことが大事です。
長時間・数日にわたる登山であればなおさら重要です。(もちろん日帰りでも)
事前の計画や下調べを念入りにしておくことで、安全で快適な山行にすることができます。

いくつか項目にわけて書いていきます!

1.行く山を決める

『行きたい山が決まっていない』
『山のことが分からない』
→そんな方はガイドブックを参考にすれば簡単!

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レベルやルートの案内が分かりやすく載っているので行きたい場所を選びましょう。
体力に自信がある方は別ですが、経験が少ない場合は易しめのところから始めると安心です。

 

『行きたい山が決まっている!』
→地図を用意しましょう。
書店で買える「山と高原地図」が定番です。

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2.行く山の情報を収集

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登山予定の山がどんな場所か、自分(と同行者)が無理なく登れる場所かなどを調べます。

○標高差はどのくらいか?
目安として300m位であれば初心者向け、500m~700mあたりだと登山経験がない人にはきついかもしれません。
1000mを超えるとそれなりの体力が必要だと思います。
ただし、アップダウンを含めれば述べ標高差が正しい数字になるので登山口と山頂の標高だけを見ればよいとは限りません。

○自分の体力や登山経験に見合っている か?
低い山なら誰でも簡単!というわけではありません。先程の標高差が大きいと低山でもハードになります。
逆にアルプスの高峰でも、ロープウェイで登山口までの標高を稼げるような山であれば登る距離は短く、体力要らずの場合もあります。

ただし、高山の場合は気候が変わりやすいことや低い場所では感じることのない強風にさらされたり…高山病が発症する可能性もあるので、経験者が同行することが望ましいですね。

○登るのに適切な時期か?

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季節や山域によって登山道の状況は変わってくるので、事前の情報収集が必須です。
今年は雪融けが遅く、例年は無い箇所に残雪が残っているという情報も多く見かけますので、真夏でも注意が必要です。

高山植物や紅葉など目的がある場合は、見頃の時期にあわせるとより楽しめますね。

○歩くルートに危険箇所はあるか?

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登山道は、歩きやすい道、岩だらけの道、木の根が多い道、鎖場が連続する道など様々。
岩場や鎖場がある場合、地図に記されています。それらの箇所が全て危険というわけではありませんが、滑落や事故が起きやすく初心者向けでない所はたくさんあります。
まずは安全で歩きやすいルートや山を選びましょう。

○小屋やキャンプ地の情報

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泊まりでいく場合は、小屋の予約や料金の確認など事前にしましょう。
テント泊ならばテントの張り数がどのくらいか、水場はあるか…などなど。

 

3.登山口へのアクセス

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マイカーであれば駐車場の有無、場所の確認。
マイカー規制がある場所では、登山口の手前でバスやタクシーに乗り換える必要があるので、その時刻や料金なども確かめておきましょう。

公共交通機関を利用するなら、電車やバスの時刻や発車場所。
本数が極端に少ない場所も多いので、行き帰りの時間をしっかり確認しましょう。

人気エリアのハイシーズンは、かなりの混雑があります。
臨時便も出たりしますが、乗り切れずに時間がおしてしまうのは避けたいですね。早めの到着を心がけましょう。

 

4.当日のタイムスケジュール

登山当日のタイムスケジュールを決めていきます!

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○コースタイム(歩行時間)

地図に記載されているコースタイムを参考に、歩くルートの総歩行時間を算出します。
歩くペースがゆっくりな人・分からない人、大荷物の場合などは2〜3割増して計算し余裕を持たせましょう。
複数人で登る場合は、体力が一番無い人のペースに合わせて歩くのが基本です。メンバーの体力などは 事前にある程度分かると思うので、それを考慮し慎重に設定しましょう。

 

○休憩時間

地図上のコースタイムには休憩時間が含まれていませんので、自分が必要な休憩分を予想してそれを足します。
例えば30分ごとに5分休憩、コースのキリがよい場所ごとに10分休憩など…

 

○ご飯休憩の時間

歩行中の小休憩と別にご飯の時間も必要です。
日帰りなら、お昼ご飯の時間がちょうど登山中に重なると思います。
腹ごしらえが済めばいい人、ご飯を楽しみに来ている人、人それぞれなので好きに設定しましょう。

私はスケジュールに余裕があれば60分前後のんびりすることもあります。逆に縦走で先を急ぐ日は、すぐ食べられるものでエネルギー補給をして一瞬で終わらせます。

これらの合計で所要時間が確定したら、出発する時刻・帰りの時刻を決めます。
登山は早出早着が大原則!

安全を考えると、夕方15時頃には下山できるようなプランが良いです。
また、山小屋泊をする場合も15時頃には小屋へ到着。
テント泊の場合も14〜15時にキャンプ地に到着できると理想的です。あまり遅くなってしまうと張るエリアが埋まってしまう心配もある為です。

 

5.持ち物・装備・食料

目的の山に必要な物を準備しましょう。
日帰り・小屋泊まり・テント泊によって必要な持ち物や服装は変わってきます。
水分・食事はどの程度もっていけばよいか?
水場の有無や小屋で食事を取るかによっても準備が変わりますね。

持ち物や食事の詳細についてはまた次回更新予定です。

 

服装はこちら↓

第3回ウェア〈前編〉

第4回ウェア〈後編〉

 

6.登山届けの提出

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登山計画書を提出することで、遭難や行方不明時の初動捜索が容易になり、救出が行いやすくなります。高山登山はもちろん、低山でも提出するべきです。
提出した個々人が無事に下山したかどうかを警察が把握する運用とはなっていないため、下山予定日に下山しなかった遭難者の検知は、警察ではなく家族(あるいは職場)の通報により行われます。
従って、登山計画書は警察だけでなく家族にも渡しておくことが重要です。

提出先は、

○登る山を管轄する警察署・駐在所
○登山口にある提出箱
○山のふもとの駅の提出箱
など。

登山計画書は決まった形式があるわけではないので、内容が分かればOKです。

○氏名・性別・年齢・住所・携帯電話番号・緊急連絡先(家族)電話番号
○登山ルート(登山口、目的の山、経由する山、宿泊地、下山口など)
○登山日数、入山予定日時、下山予定日時
○計画変更時の緊急下山ルート
○食糧の数量
などを記入します。

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画像は去年の剱岳登山のために用意した一部です。

このように登山届けを作成する為にも、できるだけ詳細な登山計画を立てておくことが必要になってくるわけです。

 

7.天候の確認

登山日が近づいてきたら、最後は天候のチェックです!
「天気とくらす」という予報サイトは登山指数(登山するのに最適な気候か・雨や風が強く登山向きでない気候等)が時間ごとに表示がされ分かりやすいです。
そのほかにも、登山向けの天気アプリなど色々あります。
天気図も読めるといいですね、私はまだ勉強不足です…

天候によって、計画を立てていても中止したり、登る山を変更しなくてはならないことはよくあります。
こればかりは仕方ないので、無理がありそうな場合は安全第一で潔く諦めましょう。
そして下界でたのしく過ごしましょう。

私もちょうど先日、予定していた後立山連峰の縦走を悪天候のために諦め、かわりに島へ行ってきたところです。笑

 

以上、自己流ではありますが、計画の流れはだいたいこういった感じになると思います!

私は、気になる内容やルート紹介がのっている雑誌やガイドをみつけると結構買ってしまうのですが、やはり細かな情報はネットが役に立ちます。
とくに登山道の状態など、近況を知りたい場合はネットで最新の情報や記録を調べるのが一番です。

山小屋や山の管轄である地域のホームページはもちろん、登山記録のサイトやブログをみると実際に登った人の情報がわかるので参考になるものが多いです。
ただし、個人の山ブログなどは(私も書いておりますが)その人の主観が多かったりするので鵜呑みにせず「自分にとってはどうか」考えるのを忘れずに!

山の状況や装備に関して一番的確な情報を得るには、山小屋に電話して聞くのが手っ取り早いかもしれません。

 

8月に入り、現在夏山シーズン真っ只中ですが遭難や事故はやはり連日起きています。
無理のない安全な計画をきちんとして、準備を万全にして、山を楽しみましょう!

※わりと自己流の登山歴4年目の初級者が書いています。情報は最新でない場合や、個人的な考えも含みます。ご了承ください。

 

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