ピエール・ルメートル作品
カテゴリ:スタッフブログ
2018年7月10日
池袋東口徒歩3分・南池袋公園近く
リラクゼーションスペース Relala のスタッフブログです。
こんにちは、スタッフの田中です。
以前紹介させて頂きました「その女アレックス」があまりに面白くて、フランス人作者のピエール・ルメートルさんの他の作品も一気に読んでしまいました。
その女シリーズの「悲しみのイレーヌ」「傷だらけのカミーユ」
戦争ものの「天国でまた会おう上・下」
どれも良かったです!
特にその女シリーズは、お馴染みの個性的な登場人物が多いので面白いですね。
どちらかと言えば好みでした!
グロテスクな描写が多いですが、読んでいくとどんでん返しがあり予想を越えます。
イレーヌは警察官カミーユの奥さんですが事件に巻き込まれ亡くなってしまいます。
「悲しみのイレーヌ」はその全貌が描かれております。
「傷だらけのカミーユ」はイレーヌの事件から5年後を描いています。
どちらもハッピーエンドとはいきませんが、作者の文才がよくわかる作品だと思います!
「天国でまた会おう」は第一次世界大戦で生き埋めになったフランス人青年と、その青年を助けたばかりに顔の半分が無くなってしまった青年が、戦後の混乱の中で詐欺事件を起こす話です。
こちらもタイトルからしてハッピーエンドではありませんが、最後はどうなってしまうのかと展開が読めずハラハラしながら読みました。笑
戦争で何もかも失った二人の描写が生々しくて、読後はスッキリ感はありませんでしたが、戦争や皮肉、復讐と色んなことを考えされられる一冊でした。
どちらもおすすめの作品です!
ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!
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