93番目のキミ
カテゴリ：スタッフブログ
2019年4月27日
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ヘッドリラクゼーションRelala のスタッフブログです。
こんにちは！望月です。
今回は私のオススメの本を紹介したいと思います。
私は、ミステリーや推理小説が好きなので普段はそういったジャンルの本しか読まないのですが、今回紹介する本は感動作となっております。
山田悠介さんの『93番目のキミ』
スマロボという万能ロボットのシロと持ち主の男性ナリタが主人公。
スマホのように、様々なアプリをインストールすることでスマロボに出来ることが増えていきます。
中でも特徴的なのが相棒アプリ。
相棒アプリを入れると持ち主を相棒と認識し、人と同じように考え、感情も表すことが出来るようになります。
持ち主のナリタは相棒アプリをインストールし、スマロボのシロと一緒に暮らし始めます。
スマロボのシロは持ち主の為に、掃除や洗濯などの家事をこなしますが、持ち主のナリタはスマロボの性能を利用しギャンブルで儲けようとします。
しかし、スマロボのシロは「自分は持ち主に利用されているだけなのではないか…」と悲しむんですね。
ただ、持ち主のナリタは様々な人との出会いの中でシロの大切さに気付き、シロとの絆を深めていきます。
そして、一人の病弱な男の子との出会いをきっかけに、更に絆を深めていくのですが…
物語の後半は、切なくて…でも温かくて…涙が止まりませんでした。
スマロボのシロは、人間より人間らしいのではないかと思えるほどの優しさに満ち溢れています。
例え、家族や恋人の為だとしても、自分にここまでの事が出来るだろうかと考えさせられる作品でもあります。
たかがロボットとは思えない感動作になっておりますので、気になる方は是非読んでみて下さいね！
ところで皆様、山田悠介さんはご存知でしょうか？
私が中学、高校の頃にはまっていた作家さんです。
山田さんと言えば代表作はこちら
『リアル鬼ごっこ』ですね～。
映画化もされているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
全国の佐藤さんが標的とされ、捕まれば殺されてしまう…恐怖の鬼ごっこを描いた作品です。
山田さんの作品はホラー要素を含んだ作品が多いのですが、今回紹介した『93番目のキミ』にホラー要素は一切含まれておりませんのでご安心下さい。
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