その女アレックス
カテゴリ:スタッフブログ
2018年6月2日
池袋東口徒歩3分・南池袋公園近く
リラクゼーションスペース Relala のスタッフブログです。
こんにちは、スタッフの田中です!
普段日本人の作家さんの本を読むことが多いですが、たまには!と思い、海外の作家さんの本を読んでみました!
「その女アレックス」ピエール・ルメートル
面白くて面白くて、あっという間に読んでしまいました!
目を引くぐらい美人なアレックスはある男に誘拐され檻に入れられて監禁されます。
警察も事件としてアレックスの行方を探しますが、誘拐犯は自殺をし、居場所をつかめません。
やっと居場所を見つけて行ってみると、そこにはアレックスの姿がありませんでした。
カミーユを始め、警察は瀕死の状態でいなくなるアレックスに不信感を抱き、アレックスを調べ始めると、過去に硫酸を使った殺人を何件もしていることがわかります。
そしてアレックスは警察から逃げながらもまた硫酸を使った殺人を繰り返します。
見ず知らずの人たちを手にかけているようで、実は全員アレックスの過去の、”あること”の関係者でした、、、。
↓少しネタバレになってしまいます。すみません。
アレックスのことを始めは監禁されて可哀想と思っていましたが、殺人犯であることがわかると見る目が変わります。
ですが!アレックスには実は壮絶な過去がありました。
その復讐のために酷い殺人をした後に、結局アレックスも死んでしまいます。
そして最後はその”あること”を仕切っていた人を、自分(アレックス)を殺したかのように仕立てて逮捕させるというやり方で復讐を遂げます。
華麗です!アレックスの頭のキレもすごいです。
その復讐を何がなんでもやり遂げる。それまでは死ねない。という意志もすごかったです。
最後まで読まないと真相がわかりません。
これは読んでいて何度も騙されましたね。笑
作品はアレックスの視点、警察官カミーユの視点から心情が細かく書かれています。
実はこの作品は、カミーユを題材にした4部作のうちの2作目みたいですね!
このカミーユは数年前に妻を誘拐されて殺されてしまいそれ以来、誘拐事件などは避けてきていました。
この作品はアレックスの復讐でもありますが、カミーユが妻の死を乗り越えて、立ち直っていく作品でもあります。
カミーユの周りの警察官たちも、クセのあるコミカルな人が多くて、シリアスな作品ですがつい笑ってしまいます。
なんだか他の作品も読みたくなりました!
この本を紹介するのは何を言ってもネタバレになってしまうので迷いましたが、とても良い作品でしたので紹介させて頂きました。
気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか!
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